CT
コンピューター断層法はX線を用いて人体を薄く輪切りにした画像を撮影する装置である。
基本的には通常のX線画像と同じで、人体を通過する際に生じるX線の減弱を画像化したものである。
通常のX線と異なる点は、X線が通過する際に人体の各部位で減弱した数値をコンピューターで計算して、
断層像を構築することである。さらに通常のX線では描写されない軟組織が描出される点に特徴がある。
MRI
MRIは核磁気共鳴現象を利用し人体を構成する元素の原子核から磁気的な信号を得て、
断層画像を生成する撮像法である。
断層画像である点でCTに類似しているが、撮像原理は全く異なる。臨床用のMRIは水素原子核を対象とするが、
それ以外に炭素や鉄、ナトリウムなどもMRIの対象核種になりうる。
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