■問題1■

超音波検査法で正しいのはどれか。2つ選べ。

a リアルタイムで画像が得られる。
b 嚢胞性と充実性の鑑別はできない。
c 硬組織の摘出に優れる。
d アーチファクトはない。
e 生体深部の摘出は困難である。

 

解答 a, e


解説
○a:超音波診断は、検査中にリアルタイムの画像を観察できるのが大きな特徴である。
×b:軟組織中の表在性病変において、嚢胞性か充実性かの鑑別は容易である。歯科口腔外科領域では顎骨内病変が多く、これらへの超音波検査法の適応はないが、一般論としては鑑別は容易である。
×c:硬組織の摘出は劣っている。
×d:アーチファクトは出やすい。
○e:生体深部の摘出は困難である。例えば医科領域について考えたとき、胎児や心臓のような深部といえる検索領域の診断には経験を要する。