GIFアニメーションを作る

GIFアニメーションを作成するには、まず複数のコマを作っておく必要がある。GIFアニメーション作成ツールは、それ自身ではグラフィックを作成したり編集したりする機能を持っていないから、ペイントやフォトショップなどのグラフィックソフトでアニメーションのもととなるコマを作成する。

基本的には、GIFアニメーションはパラパラマンガのようなもので、テレビのアニメーションのように、背景の上でセルを動かすのとは異なる。背景の上でキャラクターだけを動かすということもできなくはないが、多少テクニックが必要となるだろう。

もっとも簡単なのはすべて同じ大きさのグラフィックを用意しておき、それを連続して再生するというやり方なので、まずはそのようなグラフィックを用意してほしい。たとえば図1のようなものだ。

    

図1 今回GIFアニメーションを作るのに試用したサンプル

作成時に注意することは、GIFアニメーションに対応していないブラウザーでGIFアニメーションのファイルを表示しようとした場合、最初のコマだけが表示されるという点だ。したがって、そのようなブラウザーのことも配慮するのであれば、最初のコマに意味のあるグラフィックを入れておくべきだろう。たとえば、何もないところからキャラクターが出現するといったアニメーションだと、最初のコマに何もないので、GIFアニメーション非対応のブラウザーで見た場合、ページ上でそこだけぽっかり空間ができてしまうことになる。

また、縦横のサイズが大きいと、表示に時間がかかってしまって、なめらかなアニメーションにはならない。GIFアニメーションは、アイコンやあまり大きくないアニメーションに適している。

作成したグラフィックを、グラフィックソフトで保存する際には、GIFアニメーション作成ツールで読み込める形式になっていればよい。ウィンドウズであればBMP、マッキントッシュであればPICTでもよい。必ずしもGIFである必要はない。また、GIFで保存する場合も、透明化やインターレースの指定をしておく必要はない。これらGIFのファイルでのオプション設定はGIFアニメーション作成ツールで行うことができる。

グラフィックファイルは、順番が分かりやすいように、「ANIME1.gif」「ANIME2 .gif」などファイル名に順番を表す数字をつけておくとよいだろう。このとき、10個以上のファイルを使うのであれば、番号が1ケタの場合でも0を加えて「ANIME01.gif」「ANIME02.gif」……「ANIME10.gif」のようにファイル名をつけたほうがよい。ファイル一覧の際に、番号順でちゃんと並ぶからだ。

GIF Construction Setに読み込むへ


 戻る