
【3連問の1問目】
70代の女性。右側耳下腺部の腫脹を主訴として来院した。1ヶ月前くらいから開口障害があった。切開したが、排膿は止まらなかった。MRI写真のT2強調画像を次に示す。
病変が存在すると思われる間隙はどれか。
○ 頬間隙
× 顎下間隙
× 咀嚼筋間隙
× 耳下腺間隙
× 頸動脈間隙
【解説】
病変の部位より明らか。正常解剖の解説を読んでくれたまえ、ちみたち。
【3連問の2問目】
70代の女性。右側耳下腺部の腫脹を主訴として来院した。1ヶ月前くらいから開口障害があった。切開したが、排膿は止まらなかった。MRI写真のT2強調画像を次に示す。
この病変病変は頬部間隙に存在していた。
内容物の性状を答えよ。
○ 液性成分の貯留が認められる
× 石灰化物が認められる
× 唾石様構造物が認められる
× 辺縁形態が不明瞭である
【解説】
図はT2強調画像により脂肪と水が白く写る。
脂肪抑制により白いのは水である。
脳脊髄液と比べても白さが同じくらいなので病変部は液性成分の貯留と考えられる。
【3連問の3問目】
70代の女性。右側耳下腺部の腫脹を主訴として来院した。1ヶ月前くらいから開口障害があった。切開したが、排膿は止まらなかった。MRI写真のT2強調画像を次に示す。
この病変は頬部間隙に存在していた。
MRI画像よりこの病変を診断せよ。
○ 蜂窩織炎
× 顎関節症
× 歯性上顎洞炎
× 粘表皮癌
× 唾石症
【解説】
顎関節症や歯性上顎洞炎は病変部より考えにくいっていうか違うだろっていうか
選ぶ奴おらんだろだれだこんな選択肢つくったの...、俺か。
不整形であり、腫瘤性病変ではないことから悪性腫瘍ではないでしょう。
顎下腺ではないので唾石症は考えづらい。耳下腺管に唾石ができることも無くはないが、そもそも唾石様構造も見られないので、否定できる。
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