全問正解! パスワードは 「 c 」 です

【3連問の1問目】
40代女性。約10年前から口腔底部に病変を指摘されたが放置していた。
病変が存在すると思われる間隙はどれか。



× 頬間隙
× 顎下間隙
× 咀嚼筋間隙
× 耳下腺間隙
○ 舌下間隙

【解説】
病変部より明らか。中心が顎舌骨筋の上内側にある舌下間隙にあれば、その腫瘤性病変の原発は舌下間隙であるといえる。

【3連問の2問目】
40代女性。約10年前から口腔底部に病変を指摘されたが放置していた。
舌下間隙に病変を認める。画像所見からこの病変は以下のどれに含まれると考えられるか。



× 炎症
○ 良性疾患
× 悪性腫瘍

【解説】
病変部の形態が境界明瞭なので良性疾患が最も考えられる

【3連問の3問目】
40代女性。約10年前から口腔底部に病変を指摘されたが放置していた。大きさに変化はない。
舌下間隙に病変を認める。病変は良性疾患と考えられた。考えられる診断はどれか。



× 唾石症
○ 類皮嚢胞
× 粘表皮癌
× ガマ腫
○ 神経鞘腫

【解説】
病変内部が不均一に映っていることと、特徴的な発生部位より、類皮嚢胞が考えられる。
また、あちらこちらに発生しうるT2で高信号な病変として、血管腫や神経鞘腫は否定できない。
ちなみに病理結果より神経鞘腫であった。
唾石様構造物が見当たらないので、唾石症ではない。悪性の所見はないので、粘表皮癌ではないと考えられる。
ガマ腫であれば患側に寄るし、もっと隙に沿って形がニュ〜っとなるだろう。


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