セクシュアル・ハラスメント

加害者にならぬために

 

セクシュアル・ハラスメントとは?

相手を不快にさせる性的な言動をいい、基本的には相手がそれを不快と感じれば、セクシュアル・ハラスメントに該当します。

無知ゆえの セクシュアル・ハラスメント

【性的な関心や欲求による問題発言や問題行動】

卑猥な冗談、性的な噂話や話題(スリーサイズ、生理日、更年期)、執拗な視線、
不必要な接触、覗き見

【性別役割分担意識による問題発言や問題行動】

男(女)のくせに、女は愛嬌・男は度胸、職場の花、坊や、嬢ちゃん、おじん、
おばん、仕事の不公平な強要(お茶汲み、清掃、私用、お酌)

 

優位な立場の下心

論文指導者・研究指導者・成績評価者・実習指導者・職場の上司・先輩が指導を受け評価される者に対して、あるいは附属病院診療科スタッフが患者に対して、職権を背景にした場合、セクシュアル・ハラスメントを起すことが多い。
 一方、優位な立場にある者は誤解を受けない注意も必要です。

相手の身になれない心の貧しさ

迷惑メール、迷惑レター、迷惑電話、親切の押し売り、両想いとの錯覚、過剰スキンシップなど、自分本位の判断が意図しないセクシュアル・ハラスメントを引き起こすことがあります。

愛される人にハラッサーはいない

セクシュアル・ハラスメントに該当するかどうか、判定は被害者の主観に左右されます。加害者の意図はさておき、被害者がどのように感受したかが判定のキーポイントです。良好な人間関係を作ることがセクシュアル・ハラスメントの防止の基盤です。