Aさんの場合 Bさんの場合 Cさんの場合  
 
Aさん

4年にあがり、4年の後期にCBTがあると聞いて早めに勉強を始めようと思い4月の時点で問題集などを集め勉強やる気満々でした。
が、たまに問題集を開くけれど結局手に付かなくて、本格的に勉強を始めたのは本番1ヵ月前でした。 どんな問題集をどうやってやったかはあとで言うとして、まず1ヵ月前時点での僕の学力は決して優秀といえるものではありませんでした。CBTで出る問題は基本的に1年〜4年の全範囲です、ベストは今まで真面目にとっていたノートなりを見直したほうがいいのでしょうが、そんなノートをとっていた訳でもなかったので1年2年の基礎系はセルフチェックチェックテストでやりました。ただ臨床に関してはほとんどが3年4年で習う範囲です、たとえ3年の知識が全然身についていなくても今授業でやっていること、例えば小児、口外、放射線、病理などは本当にCBTでかなりのウエイトを占めてきます。僕はセルフチェックなどの問題集を始めたのは直前の1ヵ月前でしたので、中にはセルフチェックの基礎と臨床2周やったって人や3周やったって人もいましたが、僕は1周しかできませんでした。
でも4年に上がった時に、4年の後期は後期試験とCBTの時期がかぶっててキツいってことは聞いていたので授業はちゃんと聞くと決めていました。なので3年の時に比べればかなり出席率も高かったし授業中寝る時間も減りました、ほんとに。授業である程度理解していればセルフチェックやアンサーを解いていてもスムーズに頭に入ってくるので1ヵ月前からのCBT対策でも間に合ったんだと思います。

問題集についてですが、基礎は繰り返し解きまくらないとなかなか頭に入らないので、どの問題集でもいいけどそれを繰り返し解くのがいいと思います。僕はセルフチェックとチェックテストをしました。臨床は上でも言った通り4年の授業をしっかり聞いて定期試験の勉強をちゃんとやっていれば、あとは臨床編で問題慣れさえすればできます。あと人それぞれかもしれませんが、僕は友達と問題の出し合いとかをよくしました。一人で勉強もいいですが、友達と問題を出し合いながら教えあいながらするのも意外と頭にはいりますよ。
最後に、まだ勉強を始めてない人、そろそろ始めないとヤバいよ!CBTは思ってるより難しいです。僕も最初は「基本的なことわかってりゃ大丈夫やろ」と思っていましたが、本番、焦りました。「見たことないよ、この問題」みたいなのがちょいちょいでてきます。とにかく引き延ばし引き延ばしにせずいつかは絶対やらないといけないことなんだから、この1年間はちょっと我慢して勉強しましょう。それでは健闘をいのります。

 

Bさん

僕が勉強を始めたのは実際には十一月に入ってからです。九月にはセルフチェックを買いましたが、始めるのが面倒で全くやりませんでした。そうしてちょっと時間があいてからセルフチェックを始めたわけですが、やっていたのは主に授業中でした。(決して推奨はしません。よい子は家でやりましょう。)一日百問ペースでやっていきました。基礎と臨床を合わせると2500問くらいだなあと思い、このペースを守って1カ月くらいで終わらせるつもりでやりました。ですが、面倒になってやらない日も多く結局終わったのは1月末くらいでした。そこら辺から定期試験の勉強で忙しくなっていきました。定期試験期間は試験に向けた勉強ばかりしました。CBTの勉強は一旦打ち止めです。暇な時にセルフチェックを解くぐらいでした。そして試験が終わったらセルフチェックをまたやります。1カ月を切っているので気合を入れてやっていきました。一度解いた問題ばかりなのと学校は試験が終わって連日休みなので1日で300〜400問くらいは解けます。また、写真問題を多く解きたいと思ってAnswerの写真の問題も解きました。こうしてCBT試験当日を迎えて、CBTに挑みました。

勉強するコツですが、難しい問題は大概誰が解いても難しいので、あまり細かいところまでは勉強しませんでした。それよりも基本的な誰でもわかるようなこと(勉強していてよく出てくる単語)を中心に勉強しました。そうすることで基本をおさえて点数の取りこぼしを少なくするようにしました。また、いろいろな科目でよく見かける画像や疾患をしっかり把握しておくと、一つ勉強するだけでいろいろな分野の問題が解けるようになります。あと、画像問題がかなり多く出るので写真問題に多く触れておくことも大事です。(ぼくはAnswerや実践などで練習しました。)さらに、始めに基礎系の科目(解剖、病理、感染と免疫の順で僕はやりました。)をやっておくと臨床系の問題の解説を理解するのがスムーズになるのでおススメです。
思いつくままに書いたので、ダラダラとした長文になってしまいすいませんでした。最後になりますが、CBTはおさえるべきことをおさえれば誰でも7、8割はとれるようになっています。皆さんもちゃんとした危機感を持って勉強すれば(自分は勉強しなくても大丈夫などと考えなければ)きっといい結果が残せると思いますよ。

 

Cさん
CBT、OSCEが4年の最後に行われると聞いたのは、4年の前期のことでした。聞いた当初は、あと一年しかないという不安から、早めに勉強を始めるつもりでしたが、モチベーションが保てず、実際にCBTの勉強を始めたのは12月に入ってからのことでした。(ただ、基礎系の科目については、夏休みの終わり頃から少しずつ、講義で頂いたシラバスを読み、勉強をしていました。)勉強法といっても、初めは何をすればいいかわからなかったので、とりあえずキーワードを買い、大事そうなところはチェックをしながら読みました。その後、セルフチェックを解き始めましたが、4年の後期試験の勉強と同時進行のため思うようにはかどらず、さらに生理、生化などの基礎系の分野の知識が完全に抜け落ちていたため、かなり時間がかかってしまい、臨床編まで1回解き終わったのは1月の終わりでした。幸い合格することができましたが、前日まで余裕のない日々が続き、もっと早めに手をつければよかった後悔していたのを覚えています。その反省も踏まえ、いくつかのアドバイスを書かせていただきたいと思います。
・勉強は早めに始めるに越したことはありません。4年の後期試験は1月から入ってくるので、はっきりいって時間ないです。CBTどころではありません。夏休みのうちに基礎系の科目の復習始めておく、と大分楽になると思います。
・4年の授業は真面目に受けたほうがいいです。ほとんどの科目がCBTの範囲になっているため、流れをつかんでおけば、問題集が非常に解きやすくなります。口腔病理学、口腔外科学などは特に大事だと思います。(CBTは画像の問題が多い)
・モチベーションを維持できる環境を早めにつくることも大事だと思います。私はだいたい、友人と二人で勉強を進めていました。進み具合を確認し合えば励みにもなるし、頭にも入りやすいと思います。人それぞれだと思うので、自分に合った勉強法で頑張ってください。
・問題集が解けないからといって自信をなくさないように。自分の知識の穴を埋めるつもりで解くのがいいと思います。
直前まで悪あがきをしましょう。直前に見た内容は意外と頭に入るし、意外と出ます。油断は禁物です。
 なんかあたりまえと言われそうなことばかりですが、何かの参考になれば幸いです。4年の皆さんの健闘をお祈りします。